ケイ素サプリ

ケイ素サプリの種類と選び方

ケイ素サプリの種類

珪素サプリの種類と特徴
基原料 鉱物
(水晶、鉱石)
植物
(籾殻、スギナ)
珪藻
原産国 日本 韓国 日本 欧米
商品数 200種類 5種類 10種類 20種類
販売者数 2000 30 50 100
商品状態 濃縮溶液 濃縮溶液 濃縮溶液・粉末 濃縮溶液・ジェル
製造方法 高温燃焼 高温燃焼 高温燃焼 不明
含有量
(ppm)
8000~
9300
9680~
40000
8000~
410000
10000~
20000
安全性データ 急性毒性試験、復帰突然変異試験、皮膚刺激性試験 急性毒性試験 急性毒性試験、皮膚刺激性試験 急性毒性試験
機能性データ 骨、血管、免疫、脂肪肝、歯周菌、活性酸素、シワ、保湿、消臭、抗菌 胃腸、デトックス
産学連携 5つの大学と提携
化粧品認可
(INCI登録済)
製造工場の許可 GMP認定
(厚生省推奨)
清涼飲料水 加工食品 GMP認定
(厚生省推奨)
特徴と問題点 珪素サプリシェアの約9割を持つ原料メーカーのOEM商品が約200社から販売されている。安全性機能性データは十分。20年春に医大で行ったヒト試験の論文も投稿予定。中身が同じで品名が異なる商品が多すぎて市場混乱の大きな原因になっている。 韓国で左の商品と類似した製法で作られ日本で安価で販売されている。韓国特許を謳っているがそもそも韓国で珪素は食品として認められていない。日本でも韓国製珪素は食品として不適合と厚生労働省の違反事例に記録あり。 産業廃棄物の籾殻を基原料にしている環境面で◎。籾殻を低温で燃焼させるだけと製法が比較的簡単なので最近では新規ビジネスとして参入が多い。しかしその分知識が乏しい販売者が多く籾殻=安全との誤認識が蔓延している。某学会では籾殻珪素の危険性について2回に渡り学会発表が行われている。特に不溶性の結晶性籾殻粉末には発がん性があるので要注意。 日本に比べ欧米での珪素の認知度は高くたくさんのケイ素サプリが販売されている。データを取っているメーカーもあるがどの商品も製造方法の記載がない。メーカーに問い合わせても教えてくれないので薬品仕様を疑わざるをえない。
研究所からのコメント
  • 基原料
    鉱物由来の珪素には機能性安全性データが豊富な日本製とデータがない韓国製の2種類があります。韓国製は韓国特許を元に水溶性珪素の元祖を名乗っていますがそもそも韓国内で珪素は食品として認められていません。韓国で販売されている珪素は食品では認可が下りず洗浄剤として販売してそれを飲むと実は身体に良いといって販売されているという危なすぎる現状です。そんな危険な韓国製珪素が日本で食品として認められる訳がなく日本へ輸入した際に許可されず積戻しになったということが厚労省のホームページに記載があります。
  • 原産国
    韓国産には要注意です。安価で購入できますが、韓国内でこの珪素サプリは食品として認めらていません。
    また日本でも食品衛生法違反事例として厚労省のホームページに積戻しの記録があります。食品として輸入不可なので結晶の状態で雑貨として輸入して食品として販売しています。
  • 商品数・販売者数
    安全性機能性データが充実している日本製の鉱物由来の水溶性珪素濃縮溶液が圧倒的に多いです。
    実は大元の原料メーカーは1社しかありません。その原料メーカーのOEM品が商品名やデザインを変えて販売されています。元々は大元の1社から20年前に珪素の普及がスタートして組織が割れていったと聞いています。
  • 商品状態
    当然のことですが水に溶けない物質は身体に栄養として吸収されるわけがないので鉱物、植物、珪藻の由来に限らず水溶化している濃縮溶液がベストです。粉末でも水に入れて溶ければ問題ないが溶けないと細かい砂を食べるのと同じです。ジェルタイプは水に入れると溶けずにウヨウヨと浮遊沈殿するのでこれも身体への吸収力に問題あり。
  • 製造方法
    製法が不明なのはノーコメントにしておきます。濃縮溶液は鉱物植物に限らず高温燃焼が基本です。
    他の情報サイトでは水溶性珪素濃縮溶液には、薬品を使っており危険だと記載されているものもありますが、これは粉末商品を誘導する為で大きな間違いです。そもそも本当にそんな危険な物だったら日本は世界で有数の食品に厳しい国なので大問題になっているはずです。薬品使用の根拠はPHがアルカリ性だということですが酸性の珪素成分と強アルカリ性のナトリウム成分でできていることで濃縮溶液はアルカリ性になります。
    最近では濃縮溶液の改良が進みPHは9-11と言われています。濃縮溶液なのでそのまま飲用するのではなくにがりのように飲料水に10滴ほど添加して飲むので実際に飲む時のPHは8-9なので問題ないでしょう。
    某学会では元薬科大学の名誉教授がPHが10以上のアルカリ性でないと理論的に珪素が水に溶けないということが発表されています。
  • 含有量
    一見すると植物由来が多く見えますが不溶性の珪素粉末なので含有量は高いのは当然です。
    水に溶けない物質は身体へ栄養素として吸収されませんので比較対象ではありません。乾燥材で使われているシリカゲルを粉末化すれば400000ppmくらいの珪素粉末ができるでしょう。
    ここで重要なことは珪素を食品として含有できる量は食品衛生法で定められているので多ければいいのではなく法律の範囲内で含有させないといけません。
    食品として許可されている最大珪素含有量は9300ppmです。
    それ以上の含有量は食品添加物として扱われて摂取制限がつき個別の申請許可が必要になります。
    消費者は一般的に珪素含有量が多いと言われると凄いと思ってしまいますが要注意なのです。
  • 安全性・機能性データ
    日本国内では鉱物由来のデータが圧倒的に充実しています。というより他のデータが少なすぎます。
    人が食べるものなので籾殻や韓国製はもう少し積極的にとったほうがいいかもしれません。欧米で珪素サプリは胃腸の不快感や解毒で使われることが多いようです。人が口にするものなので急性毒性試験は当たり前ですが医薬品で行うことが多い遺伝子レベルの安全性を検査する復帰突然変異試験を行っているのは安全性では十分です。
  • 産学連携
    産学連携で研究されている素材であれば大学側も研究対象素材を厳しく審査をするので信頼できます。
    本来食品の原料メーカーであれば販売者や消費者がますます安心して珪素を取り扱えるように年間で研究費の予算を組み積極的に産学連携を行うべきです。
    日本製の鉱物由来珪素の唯一の原料メーカーのホームページを見ると5大学との実績と医大でのヒト試験も行っているようなのでこの部分ではずば抜けているでしょう。
  • 化粧品認可
    化粧品原料としての認可が下りてるのは日本製の鉱物珪素だけで肌に塗布することでの保湿やヒアルロン酸産生、エラスチン保護などデータも充実しているようです。
  • 製造工場の許可
    GMPの有無は珪素サプリ選びには強い見方です。現在厚生労働省のホームページにも健康食品を選ぶ際にはGMPを判断目安にしましょうという記載がされているくらいです。
    http://www.jhnfa.org/kenshoku_gmp.pdf
    GMPとは医薬品レベルの厳しい衛生基準の工場で製造されているということです。工場側も製造する素材に少しでも不安があれば製造許可が下りません。したがってGMP工場で作られた商品は安全が確保されていると言っても問題ありません。

ケイ素サプリの選び方

多くの珪素サプリが販売されていますが商品選びの基本は5つです。

安全性、機能性データが豊富な商品を選ぶ

似たような製法で作られた珪素商品でも身体へ吸収力や効果は全く異なります。それぞれの商品での安全性や機能性データの蓄積量が多いほど信頼性が高い商品です。

産学連携を行っている商品を選ぶ

大学と提携して研究されている商品であれば研究前に厳しい調査が行われているのでほぼ間違いなく安心安全です。

医療機関で取り扱っている商品を選ぶ

近年の日本では欧米のように統合医療の一環としてサプリメントを実践している病院が増えています。医療機関が使っている珪素商品も多くありますのでそのような商品を選ぶと間違いないでしょう。

珪素を専門に研究している学会が推奨している商品を選ぶ

珪素の研究を専門としている学会は「日本珪素医科学学会」「日本珪素医療研究会」「ケイ素化学協会」の3つがあります。最初の2つの学会では医師や学識経験者が珪素の健康効果について日々臨床研究していますのでこのような学会で使われている珪素商品なら安心安全です。

GMP認定工場で作られた会社の商品を選ぶ

GMPとは医薬品製造レベルの厳しい衛生環境によって製造された商品で厚生労働省のホームページにもサプリメントの判断基準としてGMPを推奨しています。
http://www.jhnfa.org/kenshoku_gmp.pdf
GMP工場では、怪しい商品は製造許可が下りないのでGMP工場で製造された商品であれば安心安全です。

とは言っても食品に効能効果は謳えないのでなかなかネットではわかりませんよね。
皆様の身体のことなので少し手間ですが直接メーカーにこれらの内容を確認することが一番です。
今回インターネット検索でヒットした、商品を買わせるための偽情報サイトではこの選び方には一切触れずに他社の商品の批判ばかりでとても残念です。
これは言ってしまえば自社の商品力で勝負することが出来ないことの表れです。
アサヒビールは、キリンビールの悪口をいいませんよね。
それぞれの会社が自社の商品力をPRして商品を販売しています。

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